ストラタシスがバンブー・ラブを特許侵害で提訴

アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが、中国の3Dプリンターメーカーのバンブー・ラブを特許侵害で提訴した。アメリカ連邦裁判所東部テキサス州マーシャル支部に提出された訴状によると、「バンブー・ラブ」のブランドで3Dプリンターを製造しているツォーツー・テクノロジー、上海ルンクオ・テクノロジーら六社は、ストラタシスが保有する複数の重要な特許を侵害したとしている。

侵害された特許にはヒートプラットフォームの構造に関する特許や、FDM方式の造形方法に関する基礎特許などが含まれているとしている。

訴えによると、訴えられた六社はこれまでに「バンブー・ラブ」の共通ブランドで、「X1C」「X1E」「P1S」などの3Dプリンターを製造、アメリカを含む欧米諸国で販売してきたとしている。

ストラタシスは、特許侵害で受けた被害の補償と、特許侵害の停止および防止、弁護士費用などを含む訴訟費用の負担などを被告に求めている。

ストラタシスは、FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層法)方式の3Dプリンターの発案者とされ、1980年代後半に一連の特許を取得している。