ジャビルが従業員130名をレイオフ

アメリカの製造サービス企業のジャビルが、ニューメキシコ州アルバカーキー工場のスタッフを中心に従業員130名をレイオフする。現地の地元紙アルバカーキー・ジャーナルによると、ジャビルは今年2024年9月から順次従業員のレイオフを開始し、10月末までに130名を解雇するという。

同工場でジャビルは、主に医療機器の製造を行っていたが、メタル3Dプリンターによる医療機器の製造計画が当初予定を下回ったため、ワークフォースを適正水準に調整するとしている。ジャビルは地元政府に対し、労働者調整および雇用維持に関する法令に基づき、従業員削減計画を提出した。

アルバカーキー市のティム・ケラー市長は、報道担当官を通じてコメントを発表し、「(ジャビルのレイオフを受けて)アルバカーキー市は、すでにレイオフされる予定の従業員の再就職支援活動をスタートさせています。アルバカーキー市でも、いくつかの職種がオープンになっており、応募を受け付けています」とコメントしている。

ジャビルは2018年9月にアルバカーキー市内にあるジョンソンエンドジョンソンの医療施設を受け継ぎ、約400人の従業員とともに運営していた。

ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。