アメリカの大型3DプリンターメーカーのVelo3Dが、2023年12月から今日現在までに受注した受注残が2700万ドル(約40億5000万円)に達していると明らかにした。大手コントラクト・マニュファクチャーラーのミアーズ・システムズからのサファイアXCシステムの受注などが受注残増を後押ししたとしている。ミアーズ・システムズは、防衛・航空宇宙分野におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の活用を広げているとされている。
Velo3Dのブラッド・クレガーCEOは、「これらの新規のオーダーは、我々の技術に対する信頼の証であり、我々のゴートゥーマーケット戦略の成功を補強するものです。システムへの信頼性やカスタマーサクセスにフォーカスすることは我々にとって大きな励みになります。また、オーダーの50%は既存ユーザーからのリピートオーダーです。いずれも我々の最先端のメタル・アディティブ・マニュファクチャリング技術を巧みに利用しているユーザーです」とコメントしている。
Velo3Dは先日2023年度通年決算を発表している。それによると、同社の2023年度の売上高は7760万ドル(約116億4000万円)で、前年の8080万ドル(約121億2000万円)から若干のマイナスとなった。経常収支は1億3500万ドル(約202億5000万円)の大幅な赤字だった。