ケアリー・チェン氏がFATHOMのCEOに就任

アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローでニューヨーク証券取引所上場のFATHOMのCEOにケアリー・チェン氏が就任する。現任CEOのライアン・マーティン氏は退任し、即日チェン氏が新CEOに就任する。

チェン氏は、アルティックス・コーポレーション社長、キャドレックス・マニュファクチャリング・ソルーションズCEOなどを歴任したマニュファクチャリング業界のベテラン。大型アディティブ・マニュファクチャリングシステム開発のシンシナティ・インコーポレーテッドの社長も務めていた。

FATHOMは、2023年度上半期において、売上高が前年比で15.7%マイナスの6950億ドル(約104億2500万円)になるなど業績的に厳しい局面にある。チェン氏のCEO就任により事態を打開できるか注目される。

FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。

FATHOMは2022年1月にSPAC(特別買収目的会社)のアルティマ・アクイジション・コーポレーションⅡとの合併により、ニューヨーク証券取引所へ上場した。