アクティビスト投資家がストラタシスの取締役会へ質問状を送付していたことがわかった。質問状を送付したのはストラタシスの発行済株式の2.3%を保有する投資グループのドネレイル・グループ。質問状は公開されており、主旨は以下の通り。
「ストラタシスが今年6月20日に公開した通常ファイリングによると、ストラタシスは2021年1月からこれまでに少なくとも12件の買収オファーを受けており、そのうちの3件は非常に良質な買い手からの提案だった。ストラタシスに対しては、これからも買収を行いたいという誠意ある提案がなされると思う。そして、12件の買収提案の中には、ストラタシスの株式の時価に60%のプレミアムを乗せたものまであった。しかし、ストラタシスはそうした提案に対して、まともな検討すら行わないで直ちに拒否している。そうした盲目的で誠意のない拒絶は、ストラタシスの株主に大きな負担を負わしていることを理解すべきだ」
ドネレイル・グループは、これまでにストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOと面会し、ストラタシスに対する買収提案を真剣に検討するよう促したが、事実上無視されたため、質問状の公開を決断したとしている。
ストラタシスに対しては、これまでにスリーディーシステムズとナノ・ディメンションが買収を提案している。