米コロラド州エリーに拠点を置く3Dプリンター用メタルパウダーメーカーのエレメンタム3DのCFOにヴィヴェク・パサック氏が就任する。パサック氏はファイナンスの領域で30年以上の経験を持つベテランで、フォーチュン500企業を含む数多くの企業のCFOを務めてきた。直近ではシリコンバレーのバイオテクノロジーベンチャー企業のCFOを務めていた。パサック氏はインド・デリー大学で歴史学の学位と、ペンシルバニア大学ウォートンスクールでMBAをそれぞれ取得している。
エレメンタム3Dの創業者で社長のジェイコブ・ニュークターライン氏は、「ヴィヴェクを我々のチームに迎えられることを嬉しく思います。ヴィヴェクは決断力のあるプロフェッショナルで、我々が特に必要としているファイナンスのエキスパートです。彼の能力が会社の資産を増加させ、エレメンタム3Dのファイナンスのゴールを実現させてくれると信じています」とコメントしている。
エレメンタム3Dは2014年設立。大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのDMPフレックス350プラットフォーム用のアルミニウムパウダー「A6061-RAM2」などを製造している。エレメンタム3Dには日本の住友商事も出資している。