アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、2億ドル(約270億円)規模の増資を計画していることが明らかになった。ビヨンド・ミートが米証券取引委員会に提出した増資計画書によると、ビヨンド・ミートは調達する資金を「企業活動のための運転資金」に投じるとしている。なお、売出のエージェントはゴールドマンサックスが務める。
増資計画の発表を受け、NASDAQで取引されているビヨンド・ミートの株は前日終値から3.2%下落して取引を終えた。
売上減少と長期に渡るオペレーティングキャッシュフローの流出により、ビヨンド・ミートが保有する現金残高は減少を続けている。2022年12月31日時点で3億1000万ドル(約418億5000万円)から2023年4月1日時点の2億5860万ドル(約349億1100万円)へ減少している。1月に1733万ドル(約23億3955万円)減少している計算になる。
現地時間の今週発表されたビヨンド・ミートの2023年度第1四半期決算によると、同期間中の売上高は9220万ドル(約124億4700万円)で、前年同期比で15.7%のマイナスとなった。経常収支は5900万ドル(約79億6500万ドル)の赤字だった。