アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が引き続き低迷している。本記事執筆時点(現地時間2023年4月28日)でビヨンド・ミートの株は13.54ドルで取引されている。2021年1月29日に付けた178.08ドルから26カ月で92.39%下落した形となった。
ビヨンド・ミートは昨年2022年度通年決算を発表しているが、売上高は4億1890万ドル(約565億5150万円)で、前年比で9.8%のマイナスとなっている。直近の2022年第四四半期の売上高は7990万ドル(約107億8650万円)で、前年比で20.6%の大幅なマイナスとなっている。2022年度通年の経常収支は3億6610万ドル(約494億2350万円)の赤字で、オペレーティングキャッシュフローも大幅なマイナスとなっている。
ビヨンド・ミートのIPO(株式公開)時からの累積負債の総額は11億9000万ドル(約1606億円)となっている。
アメリカの株式投資情報サイトのマーケットウォッチは、ビヨンド・ミートは昨年2022年の一年間で6億3500万ドル(約825億5000万円)のキャッシュを失ったとしている。
アメリカの伝説的ヘッジファンドマネージャーのジェイムズ・チェイノス氏は、ビヨンド・ミートが速ければ今年内に経営破綻すると発言している。