アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、2022年度第四四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は6056万ドル(約81億7560万円)で、前年同期の5668万ドル(約76億5180万円)から6.85%増加した。一株当たりの営業収支は0.09ドル(約12.15円)の赤字で、前年同期の0.12ドル(約16.2円)の赤字から若干改善した。事前のコンセンサス予想は0.1ドル(約13.5円)の赤字だった。デスクトップメタルは、四四半期連続で事前のコンセンサス予想を上回る売上高と営業赤字の改善を確保した形となった。
デスクトップメタルは、今年2月に従業員の15%のレイオフを含む一連のコスト削減計画を実施している。これら一連のリストラクチャリングプランの実施により、デスクトップメタルは2023年度の一年間で5000万ドル(約65億円)のコストを削減できるとしている。
リストラクチャリングプランの発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は2023年2月3日に2.22ドルまで上昇して取引を終えた。
本記事執筆時点(現地時間の2023年3月3日)では、デスクトップメタルの株は2.25ドルで取引されていて、前日比で10.29%のプラスとなっている。