Nexa3Dが大規模な従業員のレイオフを実施

アメリカの3DプリンターメーカーのNexa3Dが、大規模な従業員のレイオフを実施して話題になっている。Nexa3Dは、これまでにパウダーベッドソルーションズ担当副社長のクリスティン・ミューヘリン氏や戦略的コミュニケーションおよびエコシステム担当シニアディレクターのサラ・ゴーキー氏を解任したのに加え、アプリケーションエンジニアのマユール・ナーキーデ氏とソハム・ワドナップ氏、アプリケーションディベロッパーのアナスタシア・グリンゲヴィッチ氏、チャネルマーケティングマネージャーのロン・ファーマニウク氏を、それぞれレイオフしている。ロン・ファーマニウク氏については、Nexa3D入社からわずか4カ月でのレイオフとなった。

パウダーベッドソルーションズ担当副社長のクリスティン・ミューヘリン氏は、自身のTwitterで「(レイオフの波が)ついに私にも及んできました。私は、今回の経済的低迷の最新の被害者です。突如レイオフされた私は(非営利団体の)ウィミン・イン・3Dプリンティングの理事長であり失業者です。私は悲しんでいるのでしょうか?もちろんです。私は怒っているのでしょうか?もちろんです。しかし、このような事態がどこからやってきたかを、しっかりと見極める必要があります」とコメントしている。

Nexa3Dは、2016年に大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていたアヴィ・レイチェンタルが設立した3Dプリンターメーカー。NXE400SLA3Dプリンターは樹脂を入れたバットに対し、光を下から照射して造形するタイプの3Dプリンターで、光と樹脂との距離が短く、正確に照射できるため、高速かつ精密にプリントすることが可能としている。