ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くベンチャーキャピタルのAM(アディティブ・マニュファクチャリング)ベンチャーズが、1億ユーロ(約140億円)規模のVCファンドを組成した。ファンドは主にアディティブ・マニュファクチャリング関連のハードウェア、ソフトウェア、素材、アプリケーションなどを開発しているスタートアップ企業に投資される。
AMベンチャーズの共同創業者でマネージングパートナーのアーノ・ヘルド氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング業界は、過去10年間において着実で力強い成長を見せてくれました。特にスタートアップ企業が業界において重要な役割を演じてきました。デジタルワールドをリアルワールドに出現させるために、スタートアップ企業は今後も重要なキーであり続けるでしょう。気候変動を克服し、サプライチェーンを強化し、サステナブルな方法でのモノづくりを実現するために、スタートアップ企業のさらなる活躍が求められています」とコメントしている。
AMベンチャーズは、2013年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの創業者、ハンス・ランガー氏が設立したベンチャーキャピタル。これまでにドイツ、オーストリア、アメリカ、スイス、スウェーデン、オーストラリアの17社のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業に投資している。