米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント建設会社のマイティ・ビルディングズが、シリーズB投資で4000万ドル(約46億円)を調達して話題になっている。出資したのはベンチャーキャピタルのコースラ・ベンチャーズとゼノ・ベンチャーズ。バリュエーションや出資比率などの投資の詳細については明らかにされていない。
マイティ・ビルディングズは、調達した資金を製造機能強化やマーケティング活動などに投じるとしている。
マイティ・ビルディングズは、独自開発したロボットアーム型建設3Dプリンターを使い、プレハブ住宅をカリフォルニア州オークランド工場で製造している。マイティ・ビルディングズによると、建設3Dプリンターを使うことで建設コストを従来型の手法より最大で70%削減できるとしている。
アメリカでは最近建設3Dプリンター企業による大型の資金調達が続いている。今月2月には、テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが1億8500万ドル(約212億7500万円)の資金を調達している。
マイティ・ビルディングズへは日本のベンチャーキャピタルのAbies Ventures株式会社も出資している。