デスクトップメタルがBMWから790万ドルの商談を受注

アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、BMWから790万ドル(約9億円)の商談を受注して話題になっている。アメリカ現地の報道によると、BMWはデスクトップメタルのバインダージェット・アディティブ・マニュファクチャリングシステムを導入し、自社製品のパワートレインコンポーネントの製造を行うという。

デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「BMWのような世界的な自動車メーカーと、アディティブ・マニュファクチャリング技術を活用してエンドユーズパーツを作るという仕事が出来ることを誇りに思います。今回受注できたことは、我々のバインダージェットソルーションが世界最先端であることの証明であり、アディティブ・マニュファクチャリングを活用してマスプロダクションを行うというビジョンを実現させるものです」とコメントしている。

デスクトップメタルとBMWは、デスクトップメタルのニューヨーク証券取引所への上場前からパートナーの関係にある。BMWは、自社のベンチャー基金のBMWiベンチャー企業を通じてデスクトップメタルへ出資している。
デスクトップメタルは、2020年12月にSPAC(特別買収目的会社)のトライン・アクイジションとの合併によりニューヨーク証券取引所へ上場している。