アメリカ現地時間の2021年11月4日、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが2021年度第三四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億5900万ドル(約181億2600万円)で、前年同期の1億2790万ドル(約140億6900万円)から24.3%増加した。新型コロナウィルスの世界的なパンデミックが続く中、市場関係者の事前予想を上回る結果となった。
2021年度第三四半期決算について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「2021年度第三四半期決算は、すべてのビジネスラインと市場エリアで売上が増加しました。全体の対前年比の売上増加率は24.3%ですが、システム売上の増加率35%と、消耗品売上の増加率27%が牽引する形になりました。ダイレクト・サービスビューローの売上は2019年第三四半期のレベルに戻っていませんが、前年同期比では25%の増加となりました。(オリジンの買収などの)これまでに行ってきた投資戦略が実を結び始めています」とコメントしている。
好調な決算発表を受けて、NASDAQで取引されているストラタシスの株は一時14%上昇した。本記事執筆時点(2021年11月5日)ではストラタシスの株は34.67ドルで取引されていて、6カ月前からの株価上昇率は77.16%となっている。