ノルウェーのオンデマンドプリント・プラットフォーム開発のジェラートが、2億4000万ドル(約264億円)の資金調達に成功した。出資したのはジェラートの既存株主に加え、プライベートエクイティファームのインサイト、パートナーズ、ソフトバンク・ビジョンファンド2号、ゴールドマンサックス・アセットマネジメントなどの投資会社。バリュエーションなどの詳細は明らかにされていない。
ジェラートは、デザイナーとハイエンドプリンターオーナーをつなぐオンデマンドプリント・プラットフォームを開発・提供している。同社のプラットフォームを利用することで、デザイナーは自分の作品をオンデマンドで世界中に販売することが可能になる。同社のプラットフォームは、現時点で全世界32カ国の100都市で利用出来る。
ジェラートは、調達した資金をプラットフォームの拡大に投じるほか、オンデマンド3Dプリンティングプラットフォームの構築に投じるとしている。
ジェラートの創業者でCEOのヘンリック・ミュラー・ハンセン氏は、「カスタマイズ製品をローカルマーケットに届けるプラットフォームを提供することで、世界のすべての地点ですべての人に対し、クリエーターエコノミーの恩恵を与えることが可能になります」とコメントしている。