ヴォクセルジェットが2021年度第二四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のヴォクセルジェットが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は490万ユーロ(約6億1250万円)で、前年同期の390万ユーロ(約4億8750万円)から26.2%増加した。経常収支は250万ユーロ(約3億1250万円)の赤字だった。3Dプリンター販売、素材・スペアパーツ販売、メンテナンス、アップグレードの、すべての部門の売上高が増加した。

ヴォクセルジェットの共同創業者でCEOのインゴ・エデラー氏によると、3Dプリンターの売上高は通常、毎年第二四半期と第四四半期に計上される傾向にあり、今年も第四四半期に多くの売上が期待できるという。エデラー氏は、今年の3Dプリンターの販売台数を20台から25台程度と見込んでいる。また、2021年度通年の売上高を2250万ユーロ(約28億1250万円)から2750万ユーロ(約34億3750万円)程度と見込んでいる。

ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。ヴォクセルジェットはドイツ以外にアメリカと中国に営業拠点を置いている。