アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、ドイツの3DプリンターメーカーのExOneを買収する。発表によると、デスクトップメタルはExOneの発行済み株式のすべてを買収する。ExOneの株主は、1株あたり8ドル50セントの現金と17ドル分のデスクトップメタルの株式を受け取る。買収費用の総額は5億7500万ドル(約632億5000万円)となる。
デスクトップメタルは、今年2021年1月に別のSLA3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを3億ドル(約330億円)で買収している。今回の買収は、それに次ぐ大型買収案件となる。
ExOneの買収について、デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「ExOneをデスクトップメタルファミリーに迎え入れ、業界をリードするアディティブ・マニュファクチャリング・ポートフォリオを構成出来ることに興奮しています。この買収により、顧客により多くの選択肢を与え、成長を加速するための技術的レバレッジが獲得できます。アディティブ・マニュファクチャリング2.0を実現するための大きなステップです」とコメントしている。
デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所に、ExOneはNASDAQに、それぞれ株式を上場している。