アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズの株が、1年で4.49倍に値上がりし、投資関係者の注目を集めている。
ニューヨーク証券取引所でDDDのティッカーシンボルで取引されているスリーディーシステムズの株は、1年前の2020年8月11日には1株6.15ドルで取引されていた。しかし今年に入ってから突如値を上げ始め、2021年2月9日には55.35ドルの高値を付けた。その後株価は乱高下し、アメリカ現地時間の2021年8月6日には27.66ドルで取引されている。
スリーディーシステムズは、先日医療シミュレーション事業のシムバイオニックスをスウェーデンのメディカルスタートアップ企業へ売却するなど、ノンコアビジネスの整理を進めていた。ある市場関係者は、スリーディーシステムズがコアビジネスである3Dプリンター事業に集中特化することを投資家がポジティブに評価していると見ている。
スリーディーシステムズは、現地時間の2021年8月9日月曜日に2021年度第二四半期決算の発表を予定している。2021年度第二四半期決算の結果によっては、スリーディーシステムズの株がさらに値上がりする可能性があると見られている。