ヴォクセルジェットが、2020年度第四四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが、2020年度第四四半期決算を発表した。同期間中の売上高は890万ユーロ(約11億1250万円)で、前年同期の960万ユーロ(約12億円)から7.2%減少した。経常収支は370万ユーロ(約4億6250万円)の赤字だった。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、3Dプリンターの販売台数が減少したことが影響した。特に北米市場での3Dプリンターとサービス関連売上の減少が大きく影響した。通年での経常収支は755万ユーロ(約9億4375万円)の赤字となった。

2020年度通年での売上高は2160万ユーロ(約27億円)で、前年の2460万ユーロ(約30億7500万円)から12.3&減少した。

一方、米株式市場NASDAQで取引されている同社の株は、2020年初の3.85ドルから同年末の11.92ドルへ値上がりしている。同社は2013年にニューヨーク証券取引所に上場したが、今日までにNASDAQへ移転している。

ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。