マテリアライズが2020年度決算を発表

ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが、2020年度決算を発表した。同社の2020年度の売上高は1億7045万ユーロ(約213億625万円)で、前年の1億9668万ユーロ(約245億8500万円)から13.1%減少した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は2038万ユーロ(約25億4750万円)で、前年の2665万ドル(約33億3125万円)から23.5%のマイナスとなった。経常収支は727万ユーロ(9億875万円)の赤字だった。

全体の売上高はマイナスになったものの、ソフトウェアとメンテナンスの売上が257万ユーロ(約3億2125万円)増加し、3024万ユーロ(約37億8000万円)となった。

決算の発表を受け、マテリアライズのピーター・レイズ会長は、「COVID-19のパンデミックは、2020年を経済的に極めてチャレンジングな年にしました。世界中の顧客、ビジネス、そして従業員に大きな影響を与えました。マテリアライズの30年の歴史において、初めて減収を経験する一年となりました。未だに不確実性は残っていますが、第四四半期が二けたの伸びを示せたことで、今後の改善が期待できます」とコメントしている。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。