米ネブラスカ州オマハに拠点を置く3Dプリンター用素材メーカーのTethon 3Dの新CEOに、トレント・アレン氏が就任した。アレン氏は2016年にTethon 3Dへ入社、社長として同社の売上を倍増させるなどの実績を残していた。また、同氏はTethon 3Dへ相応の投資も行っている。
Tethon 3DのCEO就任についてアレン氏は、「CEOとしてTethon 3Dを代表できることを光栄に思います。また、自ら会社に投資し、成長を促すことに大きな意味を見出しています。Tethon 3Dの創業者を含むチーム一丸となって、さらなる成長を目指してゆきます」とコメントしている。
アレン氏のCEO就任に伴い、前CEOのカレン・リンダー氏は新たに同社の会長に就任し引き続き経営全般を見守る。
Tethon 3Dは2014年にカレン・リンダー氏とジム・リンダー氏の夫婦が設立。設立当初よりハイエンド3Dプリンター用セラミックパウダーや、アイアンポリマーなどのDLP3Dプリンター用樹脂などを製造・販売してきている。同社の製品はアメリカのみならず、イギリス、スペイン、オランダ、イタリアなどでも販売され、自動車、航空宇宙、医療などの産業セクターのユーザーに利用されている。
Tethon 3Dの本社があるネブラスカ州オマハには、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が在住していることでも知られている。