ビッグレップが自社3Dプリンターのレンタルサービスを開始

ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、自社3Dプリンターのレンタルサービスを開始した。レンタル期間は6カ月で、レンタル料金は月3000ドル(約31万8千円)。レンタル料金には3Dプリンターの設置費用とトレーニング費用が含まれる。レンタルサービスはアメリカ市場のユーザーにのみ提供される。

レンタルの対象となるのはビッグレップのスタジオG2シリーズ。スタジオG2シリーズは造形サイズ1000 x 500 x 500 mm の大型FDM3Dプリンターで、ASA、ABS、カーボンファイバー配合ポリマーなどの素材が利用できる。

レンタルサービスの開始について、ビッグレップのフランク・マランゲルCEOは、「(レンタルサービスの開始により)フレキシブルなターンキーのアディティブ・マニュファクチャリングソルーションを求める中小企業に、適切な価格で工業用の大型3Dプリンターを利用していただくことができるようになりました。(新型コロナウィルスのパンデミックの影響により)困難な状況の中、ユーザーは大型の長期的投資をせずに迅速でフレキシブルなソルーションを求めています。ビッグレップは、そうした企業を助け、より柔軟なマニュファクチャリング・ソルーションを提供してゆきます」とコメントしている。

ビッグレップは2014年設立、ドイツのベルリンに拠点を置き、創業当初より造形サイズ1立方メートルの大型3Dプリンターを製造、主にヨーロッパとアメリカのユーザーへ提供してきている。同社はドイツの本社に加え、アメリカンのボストンにも営業拠点を置いている。