リラティビティ・スペースの共同創業者ジョーダン・ヌーン氏がCTOを辞任

ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースの共同創業者ジョーダン・ヌーン氏が、同社のCTOを辞任した。同氏がツイッターで明らかにしたもので、同氏はCTOを辞任して新たに同社のエグゼクティブアドバイザーに就任するという。

ヌーン氏はツイートで、「(リラティビティ・スペースの)共同創業者として、ロケット業界の最高の人材とともに会社を作り上げたことを幸運に、そしてありがたく思います。創業者のティム・エリスとそのチームが、3Dプリントロケットを打ち上げるというリラティビティ・スペースのミッションの実現に向けて努力し続けることを確信しています。私は新たなアドベンチャーへ乗り出しますが、リラティビティ・スペースを今後もサポートしてゆきます。詳しいことは今後明らかにします」とアナウンスしている。

ヌーン氏は、リラティビティ・スペースのCTOとしてロケット製造用大型3Dプリンター「スターゲイト」の開発に携わった。スターゲイトが製造する3Dプリントロケット「テラン1号」は、来年ケープカナベラル宇宙基地から打ち上げられる予定。

リラティビティ・スペースは、競合ロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。