マテリアライズが2020年度第二四半期決算を発表

ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2020年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は3810万ユーロ(約45億7200万円)で、前年同期の4840万ユーロ(約58億800万円)から21.2%減少した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響を受けた形となった。

部門別では、ソフトウェア関連売上が950万ユーロ(約11億4000万円)で、前年同期から20万ユーロ(約2400万円)増加した。メディカル関連売上は1170万ユーロ(約14億400万円)で、前年同期から280万ユーロ(約3億3600万円)減少した。製造関連売上は1670万ユーロ(約20億400万円)で、前年同期から780万ユーロ(約9億3600万円)減少した。

2020年度第二四半期決算の結果について、マテリアライズのピーター・レイズ会長は、「2020年度第二四半期決算は、新型コロナウィルスのパンデミックの影響を直接受ける結果になりました。しかし、我々は営業、マーケティング、販売管理の、それぞれのコスト管理を徹底しています。また、戦略的に重要な研究開発部門を温存しています。現在の難しい経営環境を、レジリエンス、創造性、規律をもって乗り越えてゆきたいと思います」とコメントしている。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。