カリフォルニア州に拠点を置くメタル3DプリンターメーカーのVELO3Dが、1200万ドル(約12億9600万円)の資金調達に成功した。シリーズDとなる今回の投資により、同社が調達した資金の総額は1億5千万ドル(約162億円)となった。当社の公式Instagramアカウントで明らかにされた。
同社は先月にもシリーズC投資で4千万ドル(約43億2千万円)の資金を調達している。なお、投資のバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。
VELO3Dの創業者でCEOのベニー・ビュラー氏は、「新たな戦略的投資家による資金調達を完了させたことを誇りをもってお伝えします。各業界のリーダーが我々に並ならぬ関心を示し、各業界が抱える課題を解決するソルーションを我々が提供できることを期待していることの現れです。今回の資金調達により、我々のプロダクト・ポートフォリオをさらに成長させ、新たなマシンの開発とワールドクラスのサポートを提供することが可能になります」とコメントしている。
VELO3Dは、造形サイズ垂直軸1メートルの産業用大型メタル3Dプリンター「サファイア3Dプリンター」を開発している。垂直軸1メートルの造形サイズを持つメタル3Dプリンターはサファイア3Dプリンターが世界唯一で、エネルギー産業、航空宇宙業界、エンジニアリング関連のユーザーなどを中心に利用が進んでいる。