オートデスクが2021年度第一四半期決算を発表

大手CADソフトメーカーのオートデスクが、2021年度第一四半期決算を発表した。同期間中(2020年2月から4月末まで)の売上は8億8600万ドル(約956億8800万円)で、前年同期比で20パーセント増加した。新型コロナウィルスの感染拡大により業績が悪化する企業が多い中、同社の善戦ぶりを示す結果となった。

売上の内訳では、ソフトウェアのサブスクリプション売上が8億300万ドル(約867億2400万円)と、全体の大半を占めた。サブスクリプション売上は前年同期比で34.78%と大きく増加した。メンテナンス売上は6210万ドル(約67億円)で、前年同期比で44.5%減少した。

市場別ではアメリカ市場の売上が最大で、3億ドル(約324億円)を記録した。エリア別ではヨーロッパ、アジア、中東地域の売上が3億4500万ドル(約372億6000万円)、アジア太平洋地域の売上が1億7900万ドル(約193億3200万円)だった。

決算の発表を受け、オートデスクのアンドリュー・アナグノスト氏は、「すべてのレベルにおいてたゆまない努力を続けてくれたわが社のすべての従業員を誇りに思います。長期の事業機会にフォーカスをし続け、2023会計年度へ向けてさらなる成長を続けてゆきます」とコメントしている。