スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業が430万ドルの資金調達に成功

スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業の9Tラブズが、430万ドル(約4億7300万円)の資金調達に成功した。

出資したのはウィングマン・ベンチャーズ、インベスティア、テクノロジー・ファンドなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。なお、9Tラブズは、ESAビジネス・イキュベーション・センターのインキュベーター支援を受けている。ESAビジネス・イキュベーション・センターは、宇宙ビジネスなどのハイテクビジネスのスタートアップ企業に特化したインキュベーション・センター。

9Tラブズのバートランド・ヒューメル氏は、「プラスチックやメタル3Dプリンティング企業と違い、9Tラブズはカーボンファイバー3Dプリンティングという、オートメーションやソフトウェアソルーションといったスタンダードが確立していない業界でビジネスを展開しています。我々のビジネスの可能性は非常に高いと考えています」とコメントしている。

9Tラブズは2018年設立。スイスのETHチューリッヒ出身の三人のエンジニアが設立した。カーボンファイバー3Dプリンティングに特化し、カーボンファイバー3Dプリンティング用ハードウェアやソフトウェアを製造している。