3Dプリンティング後のポストプロセスに特化したアメリカのポストプロセス・テクノロジーズが、2000万ドル(約21億8千万円)の資金調達に成功した。シリーズB投資に応じたのはグランド・オークス・キャピタルを筆頭とするシンジゲート。グランド・オークス・キャピタルは、NHLホッケーチームのバッファロー・セーバーズのオーナーのトム・ゴリサノ氏が創業したベンチャーキャピタル。
資金調達とともに、ポストプロセス・テクノロジーズはヨーロッパに新たに二つの販売代理店を設ける。フランスのエンジニアリング企業CYLAOS社がフランス市場を担当し、ノルウェーのKMC社が北欧市場を担当する。
ポストプロセス・テクノロジーズのジェフ・マイズCEOは、「我々のサービスに対する世界的な需要が伸びてきており、EU市場でのビジネスを拡大しています。ビジネス全体でのアディティブ・マニュファクチャリングへの関与が強まる中、インダストリー4.0ワークフローを実現するためのソルーションを提供してゆきます」とコメントしている。
ポストプロセス・テクノロジーズはニューヨーク州バッファローに拠点を置くスタートアップ企業。3Dプリンティング後にサポート材のクリーニングやサーフェスフィニッシュなどのポストプロセス・ソルーションを提供している。