イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、従業員の20%を解雇するリストラクチャリングを行う。同時に新たに外部のアドバイザーを招へいし、「戦略的選択肢の見直し」を行う。現地時間の今週月曜日に同社が発表した。
発表を受け、イスラエルのテルアビブ証券取引所で取引されている同社株式の株価が9.2%と大きく下落した。
戦略的選択肢の見直しについて、同社は特に期限を設けておらず、現時点では詳細なコメントはできないとしている。
同社はまた、外部のアドバイザーとしてイスラエルの投資銀行のスティーフェルを招へいするとしている。
ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「一連の決断は我が社の製品と組織構造をさらに進化させ、サステナブルな成長を保証するものです。我々は我々の無二の技術を信じており、これからもエレクトロニクスの世界を席巻している革新的変化をリードしてゆきます」とコメントしている。
ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンター。アメリカを中心に世界規模でユーザーを増やしている。