https://www.slm-solutions.com/products/machines/slmr280-production-series/
イギリスのヘッジファンド運用のエリオット・アドバイザーズが、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズに1300万ユーロ(15億8600万円)を追加投資した。エリオット・アドバイザーズは引き続きSLMソルーションズの筆頭株主となる。
エリオット・アドバイザーズは、2014年のGEによるSLMソルーションズのTOB(株式公開買い付け)を阻止したことで知られるが、GEのTOB不成立を受けてSLMソルーションズの株価は低迷を続けていた。関係者は、エリオット・アドバイザーズが引き続きSLMソルーションズの成長を支えることを意思表示する意図があると見ている。
SLMソルーションズはまた、現CEOのウェ・バーガーシャウセン氏が2019年5月をもって退任し、新たにメダ・ハッジャー氏が新CEOに就任すると発表した。ハッジャー氏のCEO就任について、SLMソルーションズの監査役会会長のハンズ・ヨアシム・イーデ氏は、「ハッジャー氏と契約できたことを嬉しく思います。彼の経験がSLMソルーションズを再び成長軌道に乗せてくれるでしょう」と前向きにコメントしている。
エリオット・アドバイザーズはロンドンに拠点を置く投資企業。グローバルな大型投資を得意とし、韓国の現代自動車の大口株主としても知られている。