ナノ・ディメンションが、米NASDAQ市場への上場手続きを開始 https://idarts.co.jp/3dp/dragonfly-2020-3d-printer/

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、米NASDAQ市場への上場手続きに入った。同社が米証券取引委員会に提出した目論見書によると、同社は総額で2,875万ドル(約32億2,560万円)の資金調達を予定しているという。

ナノ・ディメンションは、資金を会社の成長と研究開発に投じるとしている。

上々に先立ち、同社は直近の四半期決算を発表している。同社の2018年度第三四半期の売上は167万2千ドル(約1億8,726万円)で、経常収支は362万8千ドル(約4億633万円)の赤字だった。

ナノ・ディメンションはこれまでにアメリカを中心に市場開拓を進めてきている。ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。

ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。