ナノスクライブが上海に現地法人を設立 https://3dprint.com/194958/nanoscribe-series-production/

ドイツのフォトジェニック・プレシジョン3Dプリンターメーカーのナノスクライブが、中国・上海に現地法人を設立した。現地法人ナノスクライブ・チャイナ株式会社は中国国内の販売を統括するとともに、同社のアジア太平洋地域の中核拠点として機能する。

中国法人の設立について、ナノスクライブのマーチン・ハーマッシュバイラーCEOは、「我々は中国市場におけるナノレベルのプレシジョン3Dプリンターの大きな可能性を信じています。特にアカデミックとインダストリーにおいて大きな可能性を感じています。中国法人のクイ・ジェネラルマネージャーの豊富な人脈により、中国という急成長中の市場において迅速にビジネスを拡大できると考えています」とコメントしている。

ナノスクライブ・チャイナのオフィスはナノスクライブのプレシジョン3Dプリンターのショールームとしても機能し、ナノスクライブのフォトニック・プロフェッショナルGE3Dシリーズなどが展示されるという。

ナノスクライブは2007年にドイツのカールスルーエ工科大学の研究者らが立ち上げたプレシジョン3Dプリンターメーカー。大学や各種の研究機関などを中心に、アメリカ市場をメインに顧客基盤を広げてきている。同社の顧客にはハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学なども含まれているという。