https://3dprint.com/187456/dragonfly-2020-pro-3d-printer/
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが中国市場へ本格進出する。中国最大クラスの3Dプリンター販売代理店のAuroraグループと業務提携し、自社のドラゴンフライ20203Dプリンターシリーズの販売を開始する。
中国市場への進出について、ナノ・ディメンションのエイミット・ドロールCEOは、「中国は世界最大で最も重要なエレクトロニクスとデザイン市場を抱えた国です。その市場において正しい道のりを辿ることがナノ・ディメンションにとっての成功のカギとなります。Auroraグループは中国国内に1,500のオフィスと30万のユーザーを抱え、特にエレクトロニクスの領域では3,000ものユーザーを抱えています。今回の提携により、我々のドラゴンフライ2020シリーズの中国へのアクセスが開かれる事になるでしょう」とコメントしている。
ナノ・ディメンションはこれまでにアメリカを中心に市場開拓を進めてきている。ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。
ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。