ナノ・ディメンションが400万ドルの資金調達に成功 https://www.youtube.com/watch?v=KsTWTnXY4rg

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが400万ドル(約4億5,200万円)の資金調達に成功した。

出資に応じたのはイスラエルの機関投資家アヤリム・トラストファンド。出資はプライベートプレースメント契約に基づいて行われたという。普通株1株あたり1.17ドルで、新たに同ファンドへ343万株が割り当てられた。

今回の出資により、アヤリム・トラストファンドはナノ・ディメンションの発行済み株式の6.4%を所有する株主となる。なお、ナノ・ディメンションはNASDAQの他、イスラエルのテルアビブ証券取引所に上場している。

ナノ・ディメンションはまた2017年度第一四半期決算も発表した。発表によると同期間中の売上は11万8千ドル(約1,333万円)で、経常収支は448万ドル(約5億624万円)の赤字だった。同期末時点の同社が保有する現金の学は891万ドル(約10億683万円)だった。売上は2016年度第四四半期の46,000ドル(約520万円)から大きく増加した。

ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンター「ドラゴンフライ20203Dプリンター」などを製造している。