ヘッジファンドがGEによるアーカムとSLMソリューションズ買収を妨害か 出典:https://www.youtube.com/watch?v=Mjf6oaMVWr8

アメリカの著名投資家ポール・シンガー氏が率いるヘッジファンドが、GEによるアーカムとSLMソリューションズ買収を妨害しているという憶測が流れている。

シンガー氏のヘッジファンドはSLMソリューションズの発行済み株式の20%を所有しているが、同ファンドは声明で「(今回の)GEによる買収オファーはSLMソリューションズ株主の最大の利益にはならない」と表明し、買収に否定的な立場を取っている。

9月のGEによるSLMソリューションズ買収計画公表直後からSLMソリューションズの株価は上昇を続け、先週にはGEが提示した買取価格38ユーロを上回る39.49ユーロで取引を終えた。ブルームバーグによるとシンガー氏は同氏が9%のプレミアム価格で売却に成功したスウェーデンのソフトウェアメーカー、インダストリアル&フィナンシャルシステムズ売却と同じスキームを採っていると報じている。

今週初めGEは当初設定したアーカムの株式引き受け期限を10月14日から11月1日まで延長している。

ヘッジファンドは最近3Dプリンター業界に対する投資を強化しており、先日もニューヨークに拠点を置く大型ヘッジファンドのソロバン・キャピタルパートナーズがCADソフト製造大手のオートデスクへの投資を倍増し、同社の筆頭株主になっている。同様の動きは今後さらに拡大するとある業界関係者は予想している。