ディメンショナル・イノベーションズが大型3Dプリントベンチを製造

米カンザス州に拠点を置く3Dプリント家具メーカーのディメンショナル・イノベーションズが、大型3Dプリントベンチを製造して話題になっている。ミネソタ州ミネアポリスにあるIDCセンターに設置された大型3Dプリントベンチは、コンテンポラリーで自由なカーブ(曲線)を表すデザインとなっている。デザインは、ロサンゼルスに拠点を置くデザイナーのジョナサン・オリヴァレスらによって、流水で丸められた川底の石をイメージして作られたという。

ディメンショナル・イノベーションズのディレクターのポール・マーティン氏は、「この3Dプリントベンチは、自然の動きを高層ビルの空間へ持ち込むという役目を果たします。川底の石のタイポロジーからインスパイアされています」と説明している。

3Dプリントベンチの製造にはサーモウッド製のラージスケール・アディティブ・マニュファクチャリングシステムが使われ、素材はPLAが使用された。使われたPLAはリサイクル可能で、3Dプリントベンチを廃棄する際にペレットにリサイクルされるという。

ディメンショナル・イノベーションズは、ラスベガスのアリージアント・スタジアムに設置された高さ28.3メートルのアル・デイビス記念トーチを製造したことで知られている。