スペインのバルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dが、高速FDM3Dプリンター「オメガ160」をリリースした。BCN3Dのバルセロナ本店で公開されたもので、造形サイズ最大60リットルを秒速300㎜のスピードで造形できるとしている。BCN3Dは、大型パーツのプロトタイプや、ツーリングやジグなどの製造に適しているとしている。
素材にはBCN3Dの純正フィラメントに加えて、他社のフィラメントも利用可能。また、カスタムマテリアルの利用も可能としている。
オメガ160シリーズの価格は、基本シリーズが1万9995ユーロ(約299万2500円)からとなっている。BCN3Dは、オメガ160シリーズの出荷を今年2023年9月15日から開始するとしている。
BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。BCN3Dの3Dプリンターは、日本では3D Printing Corporationが日本総代理店契約を締結、国内で販売している。