アメリカのペンシルバニア州立大学が、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeの3Dプリンターを導入した。導入されたのはRobozeの最新シリーズRoboze One+400 Xtremeで、同大学ケミカル・エンジニアリング学部の研究施設に設置された。
ペンシルバニア州立大学の研究チームは、Roboze One+400 Xtremeシリーズを、主にポリマー系素材の研究開発などに使うとしている。
研究チームを率いる同大学のブライアン・ヴォット教授は、「Roboze One+400 Xtremeは、特に新種のポリマー系素材の基礎研究に使う予定です。素材科学の知見を広げ、アディティブ・マニュファクチャリングにおける様々な課題を解決する材料を提供してくれるでしょう。Robozeの3Dプリンターが提供する素材のフレキシビリティと優れたプリント品質こそ、我々がRobozeの3Dプリンターを採用した理由です」とコメントしている。
Robozeはイタリア南部の街バーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。2018年にアメリカ・オフィスを開設し、ヨーロッパとアメリカのハイエンドユーザーに3Dプリンターを提供している。同社の3Dプリンターは、PEEKなどのエンジニアリングプラスチックも利用可能で、オープンフィラメントを志向するユーザーから高い支持を得ている。