ドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、5種類のジュェリー製造用3Dプリンターをリリースした。
リリースされたのはスタジオラインS20、スタジオラインS30、ヘビーデューティーラインS90、ヘビーデューティライン・スタンドアロン、S90+キャビネットの5シリーズ。いずれもジュエリーのキャスタブルパーツの製造などに最適化されている。造形サイズはスタジオラインS20ファインが最も小さく、84 X 47 ミリメートルとなっている。
ラピッドシェイプのマネージングディレクターのアンドレアス・シュルセシス氏は、「これらの新しいジュエリー3Dプリンターは、我々のユーザーの声に対応して作られたものです。いずれも微細なデザインに対応し、後処理などの必要性を最低限に抑えています。造形するサイズに応じて、それぞれ最適なシリーズをお使いいただけます」とコメントしている。
ラピッドシェイプは、ドイツのハイムシャイムに拠点を置く3Dプリンターメーカー。ジュエリー、歯科医療、補聴器の製造などに特化したDLP3Dプリンターを製造している。ラピッドシェイプは、2018年に補聴器製造用3DプリンターのスタジオラインHA20シリーズなどもリリースしている。同社は、世界的な化学メーカーのヘンケルと、DLP3Dプリンター用樹脂開発のパートナーシップ契約を締結している。