サンフランシスコに拠点を置く3Dプリンターメーカーのオリジンが、オリジン・ワン3Dプリンターの出荷を開始した。初出荷となる二台の3Dプリンターは、サービスビューローのエイヴィッド・プロダクト・ディベロップメントとインタープロ・モデルズにそれぞれ納入された。
オリジンは2015年にクリストファー・プルーチャ氏とジョエル・オング氏の二人が設立、オープンソース、オープンマテリアルベースの3Dプリンターを開発している。素材に応じて最適な3Dプリンティング環境をプログラムできるのが特徴で、これまでに人気アメリカンフットボール・プレーヤーのマーシャウン・リンチ氏が設立したビーストモードのオリジナルスニーカーづくりなどに使われている。
オリジンの素材開発ネットワークには、DSM、ヘンケル、BASFなどの大手素材メーカーが参加しており、機能や目的に応じた各種の素材を開発している。
オリジンのクリストファー・プルーチャCEOは、「我々の3Dプリンターに対する顧客ニーズは増大しており、オープンマテリアルネットワークに対する関心も高まっています。オリジン・ワンの初出荷は、我が社にとっての大きなマイルストーンになります」とコメントしている。