台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、新型DLP3Dプリンター「パートプロ120xP」をリリースした。先月ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で公開された。
パートプロ120xPはXYZプリンティングが独自開発したウルトラ・ファスト・フィルム技術をベースに開発されたもので、一般的なDLP方式の3Dプリンターの最大75倍のスピードで造形が可能。造形サイズは最大で114 x 64 x 100mmとなっている。
パートプロ120xPのリリースについて、XYZプリンティングのフェルナンド・ヘルナンデス氏は、「高速でハイリゾルーション、さらに精密な造形品質を求めるニーズが3Dプリンティングの世界で高まっています。我々の最新シリーズを提供することで、製造業の世界に新たなバリューをもたらすことができると信じています」とコメントしている。
パートプロ120xPのアメリカでの販売価格は、8,990ドル(約970,920円)となっている。
XYZプリンティングは台湾の製造受託大手金寶グループの子会社。これまでに価格数百ドル程度の低価格3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズなどをリリースし、世界中に製品を提供している。「ダ・ヴィンチ」シリーズは、アメリカではAmazonなどを通じて販売されている。