スペインのバルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dが、自社3Dプリンターをオープンソース化した。
オープンソース化されたのはBCN3DのシグマR19シリーズとシグマックスR19シリーズ。いずれもCERNオープン・ハードウェア・ライセンス(CERN OHL)と、ジェネラル・パブリック・ライセンスv3(GPLv3)により提供される。デザインとプロセスのファイルは、いずれもBCN3DのGitHubで入手できる。
BCN3Dの3Dプリンターのオープンソース化について、レップラップ・プロジェクトの創業メンバーのリチャード・ホーン氏は、「R19シリーズの開発には、キーコンポーネンツパーツの製造などで多くのサプライヤーが関与してきました。オープンソースにすることで、3Dプリンティングコミュニティをより密接なエコシステムにすることが可能になります」とコメントしている。
現在販売されているFDM方式の3Dプリンターの多くは、オープンソースをベースにしたレップラッププロジェクトで開発された3Dプリンターを原型にしている。そうした3Dプリンターの多くは、商品化された後も継続してオープンソースにし、3Dプリンティングコミュニティから自由にアクセスできるようにしている。