ゾートラックスがハイパフォーマンス・ポリマー3Dプリンターをリリース

ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、ハイパフォーマンス・ポリマー3Dプリンターをリリースする。現地時間の今週24日から26日までイギリスのバーミンガムで開催されるTCTショーで公開される。

ゾートラックスのハイパフォーマンス・ポリマー3Dプリンターは、造形サイズ400 x 300 x 300 mm を持つ大型デスクトップ3Dプリンター。ゾートラックスの3Dプリンターとしては同社最大となる。フィラメント切れ防止機能や加熱防止機能などの新たな機能が搭載される。

ハイパフォーマンス・ポリマー3Dプリンターのリリースについて、ゾートラックスのカロライナ・ボラオズ取締役は、「産業界とアカデミアにおけるPEEKへの関心が高まる中、PEEKの3Dプリンティング機能を提供することは、未来の産業用3Dプリンティングを形作るうえで必要であり重要です。PEEKは特に耐久性と耐熱性に優れ、アルミニウムと同等の機能を持ち、しかも軽量です。コストが重視される製造業の現場において、特に優れた機能を発揮するでしょう」とコメントしている。

ゾートラックスは、これまでにPLAやABSなどのポリマー系のデスクトップ3Dプリンターを相次いでリリースしてきているが、最近は特にエンジニアリングプラスチックなどを素材にする工業系3Dプリンターを相次いでリリースしている。