https://www.standard.co.uk/go/london/restaurants/world-s-first-3d-printing-restaurant-set-for-london-a3294871.html
イギリスの研究機関のキャンプデンBRIが、フード3Dプリンターの基礎研究を実施していることがわかった。
研究は複数の食品素材を基に行われ、フード3Dプリンターの能力や限界を明らかにすることを目的にしている。最終的にはキャンプデンBRIが独自のフード3Dプリンターを開発することも目指しているという。
キャンプデンBRIの研究員のゲール・デラメア氏は、「このプロジェクトは、フード3Dプリンターの課題と可能性を究明するのが目的です。3Dプリンティング技術を検証し、実務的な試験を行い、形、味、色、栄養などの面において新しい3Dプリンターを開発する予定です」とコメントしている。
プロジェクトでは、3Dプリントされた食品の保存期間、細菌汚染の可能性、適切なプリント温度、適切なプリント形状や保存方法などについても検証されるという。
現在世界の各地でフード3Dプリンターの開発が進んでいるが、フード3Dプリンターの安全性などの基礎研究が実施されるのは史上初と見られる。
キャンプデンBRIは1919年にブリストル大学の研究機関として設立された。設立以来食品加工技術や保存技術、食品の安全性基準などを広く研究してきている。