イタリアの3Dプリンターメーカーがベルトコンベヤータイプの3Dプリンターをリリース https://3dprint.com/227064/robot-factory-introduces-sliding-3d-conveyor-belt-3d-printer-for-uninterrupted-3d-printing/

イタリアの3Dプリンターメーカーのロボットファクトリーが、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンター「スライディング3Dシステム」をリリースした。現地時間の今週開催されたメーカーフェア・ローマで展示された。

一般的なFDM方式の3Dプリンターは固定型のプリントベッドにプリントするため、プリントできる数量に限りがある。一方、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターはプリントベッド自体が動くため、プリントできる数量が事実上無制限になる。また、造形サイズも縦方向に無制限になる。

ロボットファクトリーは2年前からベルトコンベヤータイプの3Dプリンターの開発を開始した。当初は3Dプリント後のポストプロセスにかかる時間と、3Dプリント時に生じる廃材の削減を目的に開発したとしている。

ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターのリリースについてロボットファクトリーは、「スライディング3Dプリンティングは「デスクトップファクトリー」として利用することが可能です。持続的なプリンティングと大量生産を可能にするからです」と自社のウェブサイトにコメントしている。

利用できるフィラメントはPETGとPLAの二種類。価格やサポートなどの情報は、今のところ公開されていない。