https://all3dp.com/4/wasp-present-infinity-3d-printer-call-save-world-event-next-month/
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、同社が「究極の3Dプリンター」と呼ぶ3Dプリンターをリリースする。来月6日と7日の二日間開催される「世界を救うための緊急コール」イベントで展示される。
「究極の3Dプリンター」はWASPが二年前に開発に着手した建設3Dプリンター。建設物が建設されるそれぞれのロケーションで入手可能な素材を利用し、建設する。それゆえ、一般的な建設3Dプリンターのように素材を輸送する必要がなくなり、運送コストと建設コストを大幅に削減することが可能になるとしている。
WASPのマウリツィオ・アンドレオリ氏は、「過去に開発したデルタ方式の3Dプリンターで得られたノウハウを活用し、『究極の3Dプリンター』の開発に成功しました。また、(ロスされた食材、土、藁などを使って作られた)ガイアプロジェクトで建設物の空気循環などに関する新たなノウハウが得られました。そうしたノウハウも『究極の3Dプリンター』に活用されています」とコメントしている。
WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。