https://all3dp.com/4/despite-kickstarter-disaster-ono-launches-yet-another-crowdfunding-campaign-on-startengine/
スマートフォン3DプリンターメーカーのONOが新たなクラウドファンディングキャンペーンを開始し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。
ONOはOLOのブランドで2016年にキックスターターでスマートフォン3Dプリンター製造のキャンペーンを立ち上げ、230万ドル(約2億5,300万円)もの資金を集めた。スマートフォンから光を照射し、光硬化樹脂を素材に物を造形するというOLOのコンセプトは人気を集め、世界中からバッカーがキャンペーンに出資した。
しかし、OLOが実際に出荷されることはなく、OLOのプロジェクトは事実上立ち消えとなった。OLOの開発チームは、ブルートゥースに関する電気的な障害などを開発上の問題点として指摘していた。
今回、OLO改めONOが新たにキャンペーンを立ち上げたのは、別のクラウドファンディングプラットフォームのスマートエンジン。新たなキャンペーンの立ち上げについてONOは「とても長い道のりでした。すべてのイノベーティブなプロジェクトがそうであるように、我々はいくつもの障害にぶつかり、それを乗り越えてきました。ハードワークをするという我々の決意とともに、これからも障害を克服してゆきます」とのコメントを表明している。
ONOのスマートエンジンのキャンペーンでは、現時点で30人のバッカーから24,635ドル(約271万円)の資金を集めている。
3Dプリンター業界に詳しいある関係者は、ONOのキャンペーンには十分注意するよう警告している。