オートデスクがオープンソースのSLA3DプリンターEmber(エンバー)の製造を中止 http://www.popularmechanics.com/technology/gadgets/a14152/autodesk-ember-3d-printer-upside-down/

アメリカのCADソフト製造大手のオートデスクが、オープンソースのSLA3DプリンターEmber(エンバー)の製造を中止していたことがわかった。

Emberは2014年にリリースされ、ハードウェア、ソフトウェアのいずれもオープンソースで公開されていた。オートデスクは、Googleがスマートフォンの世界で実現したオープンソースのエコシステムと同様のシステムの構築を目指していたものと推察されていた。また、Emberをベースとしたアプリケーション開発キットも提供されたが、普及の程度は不透明だった。

オートデスクは、Emberユーザーへのサポートは継続するとしており、特に樹脂、プリントヘッド、トレーなどの消耗品はコロラド・フォトポリマー・ソルーションズ社を通じて供給を続けるとしている。

Emberの管理ソフト「プリントスタジオ」のオートデスクによるサポートは停止されるが、ネットファブ社がサポートを継続するという。「プリントスタジオ」は引き続きダウンロード可能な状態になっている。

オートデスクでは今年2月に同社のCEOを長らく務めたカール・バス氏が辞任するなど、経営上の混乱が生じていた。

なお、Emberの製造中止の理由は明らかにされていない。