イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、大型セラミック3Dプリンター「DeltaWASP 3MT」をリリースする。今週末イタリアのファエンツァで開催される国際セラミクスフェスティバルで公開される。
DeltaWASP 3MTは高さ3メートルの大型デルタ3Dプリンターで、最大1メートルの高さの造形物をプリントする事が可能。ノズルサイズは7mm径で、15キログラム程度の造形物を安定してプリント出来るという。
WASPはこれまでに粘土を素材にした大型3Dプリンター「Big Delta」を開発し、開発途上国で簡易住宅建築の実験プロジェクトなどを行ってきた。今回登場するDeltaWASP 3MTは同社の最新シリーズ。
DeltaWASP 3MTは建物全体をプリントするのではなく、建物のパーツをプリントし、パーツを組み合わせて建物を建設する。従来の工法よりも精密で芸術性の高いパーツを作ることが可能という。
DeltaWASP 3MTの価格等の情報は公開されていない。