アイダホ大学の研究チームが廃木材を原料にした建設3Dプリントプロジェクトを開始

アイダホ大学の研究チームが、廃木材を原料にした建設3Dプリントプロジェクトを開始して話題になっている。アイダホ大学機械工学部准教授マイク・マーグハン氏率いる研究チームは、木材製品の製造過程で生じる廃木材を使った今後資材をベースにした建設3Dプリンティングプロジェクトを進めている。

プリンティンバー(Printinber)と名付けられたプロジェクトは、米政府傘下の国立科学基金から400万ドル(約6億円)の資金提供を受けている。

プロジェクトチームは建設資材チーム、プリントチーム、パフォーマンスチーム、デザインチームの四つのサブチームに分かれ、それぞれ協業しながらプロジェクトを進めている。

プロジェクトチームは、廃木材を住宅建設資材にすることで、住宅コストの大幅な削減が可能になると期待している。

アイダホ大学(University of idaho)は、1889年設立の州立大学。アイダホ州モスコーに本部キャンパスを置き、学生数1万1534人を抱えている。本部キャンパスのほか、州北西部の主要都市コー・ダリーン、南西部の州都ボイシ、南部のツインフォールズ、南東部のアイダホフォールズにもキャンパスを置いている。